第二言語習得における談話の構築と語用論的能力

立命館大学 言語教育情報研究科 日本語教育学プログラム

研究テーマ

第二言語習得における談話の構築と語用論的能力

論文

  • Tōyama, Chika(2019)The influence of first language on referential expressions of Japanese language learners: A focus on narrative story by native Chinese and Korean speakers, Journal of Japanese Linguistics, vol.35, No.2, pp.165-188, DE GRUYTER.
  • 遠山千佳(2018)「助詞「は」の第二言語習得研究のための枠組みー機能主義的視点を中心としたレビューー」『立命館経営学』vol.56, No.5, pp.15-33.
  • 遠山千佳(2016)「『自己引用』表現の談話機能と形式ー日本語教育の観点からー」『日本学研究』, vol.26, pp.117-131, 學苑出版社(中国).
  • 遠山千佳(2016)「引用表現『~って』の談話機能-「ビールと餃子だって」がなぜ問題になったか-」, Studies in Language Science Working Papers, Vol.5, 1-15, 立命館大学大学院言語教育情報研究科.
  • 遠山千佳(2015)「日本語学習者の文章における「初出のハ名詞句」:談話の結束性の観点から」, Language Sciences: Journal of the Japanese Society for Language Sciences, vol.14,pp.206-226, 言語科学会, 開拓社.
  • 遠山千佳(2013)「日本語学習者の母語がトピックの持続性に与える影響―作文における談話構成の観点から―」『言語科学研究』Vol.3, pp.93-108, 立命館大学大学院言語教育情報研究科.
  • 遠山千佳(2013)「日本語学習者の母語が主語名詞句の導入に与える影響―作文におけるハとガの使用から―」『ことばとそのひろがり(「立命館法学」別冊)』Vol.5, pp.213-238.
    https://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/law/lex/kotoba12/toyama.pdf
  • 遠山千佳(2012)「日本語学習者の作文における<語彙>と<談話の一貫性>の関係についての一考察―記憶による指示対象へのアクセス可能性の観点から―」『言語科学研究』,Vol.2, pp.91-106, 立命館大学大学院言語教育情報研究科.
  • 遠山千佳(2011)「発話態度によるトピック連続性のスキーマ―コピュラ文を対象に―」『日本語用論学会 第13回大会発表論文集』Vol.6, pp.89-96, 日本語用論学会.
  • 遠山千佳(2011)「コピュラ文が提供する談話スキーマとその習得―日本語学習者と日本語母語話者の日本語接触場面から―」『言語科学研究』Vol.1, pp.177-189, 立命館大学大学院言語教育情報研究科.
  • 遠山千佳(2009)「ハ構文のスキーマ形成と社会的機能」『言語文化と日本語教育』Vol.37,pp.47-50, お茶の水女子大学日本言語文化学研究会.
  • 遠山千佳(2008)「第二言語としての「は」構文の習得―相互行為能力―の観点から」『言語文化と日本語教育』Vol.35, pp.89-92, お茶の水女子大学日本言語文化学研究会.
  • 遠山千佳(2006)「第二言語における談話の習得―認知語用論的アプローチからの一考察―」『第二言語習得・教育の研究最前線2006年版、言語文化と日本語教育増刊特集号』,pp.32-52, お茶の水女子大学日本言語文化学研究会, 凡人社.
    https://www.dc.ocha.ac.jp/comparative-cultures/jle/saizensen/saizensen2006/index.html#tohyama
  • 遠山千佳(2006)「注意の分配が語用論的知識の習得に与える影響―対人関係調整の表現から―」『言語文化と日本語教育』Vol.32, pp.98-100, お茶の水女子大学日本言語文化学研究会.
  • 遠山千佳(2006)「第二言語社会における丁寧さ・親しさの表現の発達ー『主依頼』表現の変化からー」『神田外語大学紀要』Vol.18, pp.235-259.
  • 遠山千佳(2005)「助詞「は」に関する第二言語習得研究の流れと展望‐探索的研究と演繹的研究の枠組みから」『第二言語習得・教育の研究最前線2005年版、言語文化と日本語教育増刊特集号』, pp.101-121, お茶の水女子大学日本言語文化学研究会, 凡人社.
    https://www.dc.ocha.ac.jp/comparative-cultures/jle/saizensen/saizensen2005/index.html#tohyama
  • 遠山千佳(2005)「中国人学習者の丁寧さ表現の習得―『依頼補助』方略の使用から―」『言語文化と日本語教育』Vol.29, pp.8-14, お茶の水女子大学日本言語文化学研究会.
  • 遠山千佳(2005)「日本語自然習得者による『は』『が』及び『無助詞』の習得―語用論的運用と統語論的運用―」『神田外語大学紀要』Vol.17, pp.211-228.
  • 遠山千佳(2004)「話者交替時のポーズの長さと日本語習得段階ー談話レベルのまとまりとの関連からー」『三言語併用環境における日本語の発達に関する研究』(平成14~15年度科学研究費 研究成果報告書), pp.114-125.
  • 遠山千佳(2003)「自然習得者による「は」の習得―タガログ語を母語とする学習者の発話から-」『言語文化と日本語教育』Vol.25, pp.54-65, お茶の水女子大学日本言語文化学研究会.
  • 遠山千佳(2002)「自然習得型フィリピン人の発話における韻律的特徴―文末ポーズと話者交替の関係を中心に-」『第二言語としての日本語の自然習得の可能性と限界』(平成12~13年度科学研究費成果報告書), pp.53-63.

第二言語習得研究分野全般

  • 大関浩美・遠山千佳・森塚千絵・谷内美智子・佐々木嘉則(2003)「白井恭弘講演録解説(「第二言語習得研究とは何か?」)『第二言語習得・教育の研究最前線2003年版、言語文化と日本語教育増刊特集号』, pp.17-30, お茶の水女子大学日本言語文化学研究会, 凡人社.
    https://www.dc.ocha.ac.jp/comparative-cultures/jle/saizensen/saizensen2003/index.html#kaisetsu
  • 静谷麻美、木下直子、小池圭美、クリス・シェパード、遠山千佳(2004)「日本語学習者を対象とした知覚学習スタイル調査研究ー調査アンケートの妥当性と信頼性の検討ー」『早稲田大学語学教育研究所紀要』Vol.59, pp.69-87.

多文化共生、日本語教育・支援

  • 山口 洋典・北出 慶子・遠山 千佳・村山 かなえ・安田 裕子(2022)「トランスビューからマルチビューへの展開を通した経験の物語化への方法論:ボランティア体験の言語化を促進する実践的研究へアプローチとして」『ボランティア学研究』Vol.22, 97-112, 国際ボランティア学会
  • 村山かなえ、北出慶子、遠山千佳、安田裕子、山口洋典(2021)「国際教育交流が育む学生ピア・サポートの多様化ー多文化サービスラーニングの可能性を巡ってー」『立命館高等教育研究』,Vol.21, pp.139-158, 立命館大学教育開発推進機構.
  • 遠山千佳(2020)「留学生と大学院生の対話を通した日本語支援による相互の学びー学習者の日本語習得過程に注目してー」『立命館言語文化研究』Vol.31, No.3, 39-60, 立命館大学言語文化研究所.
  • 遠山千佳(2017)「『多文化共生をめざした日本語教育プロジェクト(すきやねんにほんご)』の実践による支援者の気づきー参加した多様な院生の成長ー」『立命館高等教育研究』Vol.17, pp.97-113, 立命館大学教育開発推進機構.
  • 遠山千佳(2005)「協働としての留学生支援活動―留学生の母語を使った来日直後の留学生支援から―」『外語大における多文化共生―留学生支援の実践研究―』pp.21-39, 神田外語大学.

学会報告、講演等については、研究者学術情報データベース(https://research-db.ritsumei.ac.jp/rithp/k03/resid/S000396)をご覧ください。